11月1日より津軽へ行った。
今年の2月にも行ったがこのときは雪で計画の半分を断念。
今回はそのリベンジとして、2月にいけなかったところへ行くというのと、
もうひとつ、青い夜行列車(ブルートレイン)での移動、
いつなくなってしまうかわからないあの旅情をもう一度味わいたいというのがあった。
11月1日金曜日、夜9時過ぎの上野駅地上ホーム(13番線)から。
ここから「旅立つ」長距離列車も今となってはかぞえるほど。
青森行きのあけぼの号。
機関車が客車を引っ張るという今となっては貴重な列車(電車ではない)。
昔の人は「汽車」と言いますね。
機関車の後ろに連なる青い客車。
小さいころはこの青い車両がホームに止まっているだけでとても興奮したものだった。
他の「電車」とはまるで違う存在感。ベッドが並んだ車内の雰囲気。
いかにも遠くまで自分を連れて行ってくれるような気にさせてくれる。
最近は個室車両も連結されているが私はあえて昔ながらの開放式B寝台。
この日は連休前の金曜日ということで満席。
私の横のボックスにいた私くらいの男性と年配の男性が
「どちらまで」
「東京出張から秋田へ帰るところです」
「あぁ私も秋田の出身です。・・・」
ってな感じでお酒を飲み始めたところで若い鉄ちゃんも仲間入りして「旅」と「鉄道」についての会話で盛り上がっている。
私は離れたところでそのやり取りを眺めていたわけだが
どうやらこのあけぼの号は来年3月で廃止になるらしいという話。
まじかい、乗っておいてよかったかも。。。
そういえば5年前に娘と二人で最後の九州行き夜行列車「富士・はやぶさ」号に乗ったときは
偶然前の席に乗り合わせた青年と夜行列車の魅力について夜中まであれこれと話したものだった。
こういうのって新幹線じゃ味わえないんだよなぁ。。。
あけぼの号は上越線経由。
高崎、水上、長岡、秋田を経由して青森まで行く。
夜明けの頃は日本海沿岸を走る。
大きな窓の向こうは岩木山。
新幹線とは違いまどが大きいのだ。
コメントを残す